DeepSea TechnologiesとG2 Oceanは、 ハードウェアのインストールを必要としない 画期的なAIによる運航最適化ツールを展開

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DeepSea TechnologiesとG2 Oceanは、SINTEFと共同で、Business Innovation Greece Programmeの枠組みの中のEEA and Norway Grants 2014 – 2021の補助金支援を獲得し、今なおAISとnoon reportのデータに頼っている船舶運航者に向けたAIによるエネルギー管理ソリューションを探求、開発すると共に、導入の際の障壁を下げることに成功しました。

2024年4月29日、アテネ発:今回受賞した、Al 主導の海事技術企業でありエネルギー効率の専門家集団であるDeepSea Technologiesは、本日 「Business Innovation Greece」プログラムの下でEEA Grantsの補助金支援を受け、Alによる船舶のパフォーマンスルーティング用のアクセス可能なソリューションの開発を完了したことを発表しました。 DeepSeaは、バラ積み貨物船の大手海運会社であるG2 Oceanおよび独立研究機関のSINTEFの協力を得て、従来のAISとnoon reportのデータを他の船舶から収集した高頻度データに組み合わせて運航の最適化を実現する新たな人工知能(AI)ソフトウェアソリューションを開発すべく検証試験を重ねてきました。

最適化されたナビゲーションを通して運航効率を改善することは、オペレーターにとって燃料消費量を削減し炭素排出量を低減する手助けとなります。 ところが、海運業界では、このような改善に資するはずのデータ収集システムを導入している会社は僅かしかありません。 そこで、DeepSeaは、G2 OceanとSINTEFと共に、全ての船主が持っているはずのデータ、即ちAISデータとnoon reportのデータを利用可能とするAIベースのソリューションを開発し、パフォーマンスルーティングの真の恩恵を享受可能にしたのです。 このアプローチは「転移学習」と呼ばれ、DeepSeaのデータベースに登録されている何百隻分の高頻度データモデルの中から同じタイプの船舶の高頻度データを低頻度データの船舶に転用し、さらに利用可能な低頻度データに適合させて精度を向上します。

新しいソフトウェアソリューション「Pythia Augment」は、このプロジェクトの検証期間中、バラ積み貨物船市場に適用されてきましたが、全ての種類の船舶にも広く適用可能であり、AIが生成するエネルギー効率のモデリングに基づいて個々の船舶に応じて最善の航路と速度のガイダンスを提供します。 DeepSeaとG2 Oceanは、ノルウェーの海運会社のフリートの中からGrieg Star社の5隻の船舶にこのソリューションを搭載しましたが、その際、いかなる航海に対しても燃料消費量を削減し、可能な限りTCEを高めるよう上手く適用し、そして正確で最適化されたガイダンスを生成する能力を備えたAIモデルを開発し、パイロット試験に供しました。 ソリューションの検証試験に使用されたこれらの船舶は、noon reportで運用する船舶であるのと同時により最新のライブデータ取得システムを備えた船舶であるというフリートの特徴から、AIアプリケーション開発にとっては理想的な学習の場となりました。

プロジェクトの期間中、DeepSeaとG2 Oceanは、ノルウェーに拠点を置く先進の独立研究法人、SINTEFの協力を得て、エンドユーザーにとって何がAIに対するコンプライアンスの障壁になるかの理解を深めました。 AIが推奨するガイダンスを乗組員が受け入れる際の障壁を取り除くことは不可欠です。 持続可能な海運事業に向けてAIがもたらす最適化の真の価値は、AIが生成する推奨事項に対する高い順守精神があって初めて発揮されます。

DeepSea の共同創設者でCEO のKonstantinos Kyriakopoulos博士は、プロジェクトについて次のようなコメントを寄せています: 船主は、海運業界の長期目標である脱炭素化を実現するために、今すぐ行動すべきです。 海事エネルギーの大規模な脱炭素化を実現する低炭素燃料の市場が成熟するのは未だ先の話です。 それまでの間、船主と運航者は、運航効率の改善を通してエネルギー消費の削減に注力する必要があります。 低頻度データであってもこれを使って運航計画を最適化するPythia Augmentを提供することで、私達は、バラ積み貨物船が運航中効果的に炭素排出量を低減する革新的な方法を新たに創出しています」.”

Innovation NorwayのプログラムディレクターのAnne Lise Rognlidalen氏は次のようにコメントしています:: “Pythia Augmentのプロジェクトの補助金支援を行ったBusiness Innovation Greece Programmeを通じて、私達は 、今Blue Growth、Green Industry Innovation、およびICTの重点分野におけるイノベーションに注力しているプロジェクトを支援しています。 また、プロジェクト間の協力や環境への効果が大きいプロジェクトも奨励しています。 従って、私達は、DeepSea TechnologiesがG2 OceanとSINTEFのドナーパートナー2社と共同で実施したPythia Augmentプロジェクトを支援できたことを大変嬉しく思っています。 特に、G2 Oceanと DeepSeaは、協力してノルウェーのフリートの重要部分のパフォーマンス改善に貢献しました。 世界第4位の船籍国としてのノルウェーの船主は、海運業界の先進的なリーダーとして、この業界で進められている脱炭素化、および2050年の達成が義務付けられたネットゼロ目標に向けた取り組みに大いなる影響を与えることができます」.”

G2 Ocean のCEO であるArthur English氏はさらに次のようなコメントを寄せています::「G2 Oceanは、2050年までに炭素排出ネットゼロ企業となることにコミットしており、AIを活用した技術が私達の業界にもたらしてくれる潜在的な恩恵に大きな期待を寄せています。 DeepSea によって開発されたソリューションは、商業、技術、および環境の各分野におけるリアルタイムの要因分析を可能にし、その結果、炭素排出量の低減、並びに収益の最適化をもたらします。 グリーン燃料が広く普及するのは、まだ先の話ですが、炭素排出量を減らすために今すぐ経済的に実行できる機会を捉えることが不可欠なのです」.”

DeepSeaは、転移学習とハイブリッドモデリングという2つの主要なAI技術を用いて、レガシーデータに基づく運航最適化を実現しました。 混合データ取得システムを備えたフリートへアクセス出来たことが、このAIツールの開発にとって何よりも重要でした。