DeepSeaが、エネルギー効率化技術の実装を加速させるため、10%イニシャティブを立ち上げ

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2021年10月18日、アテネ - アワードも受賞している、AIによる海事技術会社でありエネルギー効率化のエキスパートであるDeepSea Technologiesが本日、10%イニシャティブ立ち上げを発表しました。これは、船主や運航会社が自身のフリートに最新の最適化技術を徐々に実装する手助けをする新しいプロジェクトです。 DeepSeaの技術を用いれば、ほぼどんなフリートでも12カ月のうちに最低10%はエネルギー効率を向上させることができます。 新しい枠組ではこれを最終目標として設定していますが、船会社により異なる要件にきめ細かく合わせた、データに基づく段階的なアプローチを促進することに注力しています。

このイニシャティブは、AIによる船舶パフォーマンスの知見と最適化を組み合わせて活用することで、参加者が自身の資産に最適なエネルギー効率化戦略を進んで取り入れられるよう手助けするものです。

コンテナ船オーナーであるEuroseasもばら積み船オーナーEuroDryも、全フリートをこのイニシャティブにすでに参加させており、現在、エネルギー効率化技術を使って排出量を削減すべくDeepSeaと密接に連携しています。

10%イニシャティブは、デジタルや脱炭素化トランスフォーメーションの状態にかかわらずどの会社も参加でき、参加者が自身のフリート、ひいては海運業界、地球全体の脱炭素化でリーダーシップを発揮できるようにすることを目指しています。 10%イニシャティブでは、DeepSeaは、すべての会社と緊密に連携して、配備、監視、最適化する他、各社の取り組みの影響を時間を追って厳格に測定すると共に、各社に対してエネルギー効率化や燃料節約の実績についてフィードバックを行ないます。

イニシャティブで設定されている10%のエネルギー効率化は、現実的であり達成可能な数字です。

このことは、今年に入って複数の航海で最大12%の燃費削減が証明されたDeepSeaのウェザールーティングと航海最適化のソフトウェア、ピュティアを使っている船主や運航会社が達成した結果が示しています。 個々の船に合わせた理想的な航行手順を特定し、問題をいち早く警告し、燃料消費量の包括的な概観を得ることができる、AIによる船舶パフォーマンスプラットフォームを配置することでさらに効率を高めることができます。

DeepSeaの10%イニシャティブは、英国グラスゴーで開かれた重要なCOP26のほんの数週間前に始まりました。このCOP26では、明らかな危機感によって、海運業界に脱炭素化を加速させるようさらにプレッシャーがかかると予想されました。 このイニシャティブは、気候変動に対して野心的で有意義な対応に向かうよう業界と協力したいというDeepSeaの純粋な願望の表れです。 10%イニシャティブの目標設定は、今年のIMOの効率化目標がたった1%ということを考えると、劇的な影響があるかもしれません。 また、船主や運航会社がますます厳しくなる環境規制を順守するため急騰するコストに直面する時代に、大幅な金銭的節約になる可能性もあります。 たとえば、10%のエネルギー効率化は、VLCCタンカーで(年間330日航行するとして)、年間500千ドルの燃料節約になると推定されます。

発表に対するコメントで、DeepSea Technologiesコマーシャルダイレクター、アンガス・ホイストンは次のように言っています:

「弊社には、フリート全体をこのように効率化できる、実証済みの技術があります。今や、業界の課題は実行するかどうかだけです。この種の技術を採用したいと思っている船会社はたくさんありますが、どうアプローチしたらいいかわからないのではないでしょうか。このイニシャティブは、脱炭素化戦略についてすでに業界をリードしている会社はもちろん、そのような会社を対象にしています。わたしたちは、各会社に合ったペースでこれらの技術の実装をサポートする、現実的で入手可能で効果的な枠組を提供しています」

「気候変動との戦いに実際に影響を与えることに加えて、10%イニシャティブが将来のエネルギー効率化のソリューションをサポートする上で極めて重要な役割を果たすと予想しています。 データに基づく方法へ移行することで、船主や運航会社は新しい技術の実装に関してより自信をもってビジネスに不可欠な決断ができるようになりますし、10%イニシャティブメンバーとのパートナーシップにおけるわたしたち自身のやり方をさらに発展させる完璧な環境を与えてくれます」

ESEAおよびEDRYのCAO,シメオン・パリアロスはこう付け加えました: 「弊社は10%イニシャティブに加入したことをお知らせいたします。かねてからのDeepSeaとの関係から自然な流れでこういった運びとなりました。 この協力は、より環境にやさしいフリートを持ち、わたしたちのビジネスの環境への影響を業務のコアとするという弊社のESGコミットメントに合致するものです。

「最近のサステナビリティレポートで述べたように、わたしたちは、サステナビリティ・ジャーニーを続け、海運業の脱炭素化における自分たちの役割を果たすことに全力を尽くしています。エネルギー効率化技術は依然としてこの問題で重要な役割を担うでしょう。そして、DeepSeaとより密接に協力することは、弊社のフリートの燃料節約と排出量削減だけでなく、エネルギー効率化が可能にするサステナブルな成長の結果、中長期にわれわれの利害関係者に付加価値をもたらすと思っています」