COP28でのDeepSea

海運業界は2050年までに実際にネットゼロを達成できるのでしょうか。 2030年までの排出量20%削減はどうでしょう。 EU ETS(EU域内排出量取引制度)は成功するでしょうか、そしてIMOはいい仕事をしているでしょうか。

これらの疑問は、COP28でわたしたちが主催した船主及びエネルギー専門家のパネルに投げかけたものです。

DeepSeaのCEOコンスタンティノスの他に次の方々が参加しました:Höegh AutolinersのCEO、アンドレアス・エンガー、STEM Shipping社長、カテリーナ・バドログルー、Seanergy MaritimeのCEO、スタマティス・サンタニス、ギリシャ政府のエネルギー顧問、バシリス・トリアンタフィロス

ここでフルバージョンを見ることができます:

光栄なことに、ギリシャのキリアコス・ミツォタキス首相と米気候変動特使ジョン・ケリー氏がDeepSeaについて言及されています。 チェックしてみてください!

DeepSea at COP 28

Will shipping actually hit net-zero by 2050? And what about -20% emissions by 2030? Will EU ETS be a success or a failure, and is the IMO doing a good job?

These were the questions we put to our expert panel of shipowners and energy experts during our shipping event at COP28.

DeepSea’s CEO Konstantinos was joined by: Andreas Enger, CEO of Höegh Autoliners; Katerina Bodouroglou, MD of STEM Shipping; Stamatis Tsantanis, CEO of Seanergy Maritime; and Vassilis Triantafyllos, Energy Advisor to the Greek Government.

You can watch the whole thing here:

Oh, and DeepSea was also honoured to get a mention by Greek PM Kyriakos Mitsotakis and US Climate Envoy John Kerry. Check it out!

ギリシャ首相からの謝意

オートメーション機器製造大手のナブテスコによるギリシャのAI企業、DeepSea Technologiesへの大型投資を受けて、ギリシャ首相はナブテスコのCEOと会談しました。

ギリシャ、アテネ – 2023年9月5日 – 今年7月に世界有数のロボット工学とモーションコントロール機器メーカーであるナブテスコ社がギリシャのAI専門企業、DeepSea Technologiesを買収したことを受けて、同社の代表団は、2023年9月5日、ギリシャのミツォタキス首相、並びに政府高官と会談しました。 この買収は、新たなギリシャのパートナーを自律型グリーン船舶や海洋AI、そして産業機械と再生可能エネルギーのAIオートメーションを開発する卓越した世界の中核的研究機関に育てるというナブテスコの野心的な計画の第一歩です。 この買収は、1月に首相が日本を訪問して以来、初の日本からギリシャへの投資であり、ギリシャで急成長する技術分野に対する大いなる信任投票とも言えるものです。

会談には、ナブテスコ社の木村和正CEOを代表として、桐山朝浩CTO、練馬洋 Nabtesco Technology Ventures AG社長、およびDeepSeaの共同創設者であるKonstantinos Kyriakopoulos CEOとRoberto Koustas社長が同席しました。 DeepSeaのCEOであるKyriakopoulos博士は、同社が新たな成長段階を迎える中で、引き続きアテネから同社の経営を指揮します。 代表団は、首相の他、Hatzidakis財務大臣、Fragkogiannis外務副大臣、Tzortzakisギリシャ開発銀行副頭取、およびその他の要人達と会談しました。 また、日本政府を代表して、中山ギリシャ駐在日本大使も会談に参加しました。

DeepSea Technologiesの買収は、ギリシャの起業環境を世界の舞台に位置付ける上で極めて重要な役割を果たしたことが認められました。 これは、ギリシャの成長戦略の中核を成すもので、近年この分野を支援するための新しい政策がいくつも導入されてきました。 DeepSeaは、今後も海運業界向けに一連の周知の最適化ツールを開発すると共に、ナブテスコ社のAI研究における中核的研究拠点になろうとしています。

DeepSeaの共同創設者でCEOのKonstantinos Kyriakopoulosは、次のように述べています:「ナブテスコと共に海運業界、さらにその他の産業機械業界のAI変革をここギリシャから主導する当社の技術と計画に関して、首相はじめ政府高官の方々が時間を割いて関心を寄せて頂いたことに大変感謝しております。名だたる国際企業によるギリシャの技術的エコシステムへの一連の投資は、その最新の実例が当社であり、来るべきAI技術革命において、我が国が主導的役割を果たすべき大きな可能性を示しています。当社は、才能に溢れた頭脳集団と海運をはじめとする業界における主導的地位を活用し、未来の構築に貢献します。

ナブテスコ社は、国連のSDGsを支持し、ネットゼロへの道程の確立に取り組んでいる日本の多国籍企業です。 この取り組みには、モーションコントロールとその関連技術を専門とするディープテック(差別化された高度な科学、エンジニアリング技術)の新興企業への投資や協業ベンチャー事業なども含まれています。

「HDの運航」- ホワイトペーパーをダウンロード

一つ自問してみましょう:本当に自分の船を最適化できる程その性能を正確に理解しているのだろうか

海運業界は、依然として「不鮮明な低解像」の世界です。 我々の調査によると:

  • 殆どの海運会社は、保有する船舶の挙動を「割と良く」程度しか理解していません。
  • 殆どの海運会社は、燃料消費量を「ある程度正確に」という程度しか予測していません。
  • 殆どの海運会社は、現実は常に変化しているのに、定期的な運航計画の見直しをしていないか、またはできていません。

運航計画の核心部には、船舶についての不鮮明な低解像度の理解に起因する体系的で、容認されたままの不正確さが依然として存在します これは、純粋に技術的課題です。

ならば、高解像度革命が必要です。 革命成就の直接的な成果は、一社あたり何千トンもの燃料節約となるでしょう。

HD革命は千載一遇の好機です。

我々には高解像度革命が必要です。 革命成就の直接的な成果は、一社あたり何千トンもの燃料節約となるでしょう。

そのための第一歩は、以下に必要事項を記入して、当社のホワイトペーパー「HDの運航」を読むことです

シフトチャレンジ2023の受賞者、IBM Researchダブリン:インタビュー

海運業界が急速な脱炭素化の問題に取り組む中、新しい技術に関して、正確さやロバスト性、透明性の高さがかつてないほど重要になっています。

今年、シフトチャレンジ2023で受賞したのは、AIを用いて船舶の挙動をモデル化する優れたアプローチを発表したダブリンのIBM Researchの専門家チームでした。

IBM ResearchのAIリサーチアシスタント、シヴァーニ・トマールとのこのインタビューでは、チーム結成から風力発電セクターでインスピレーションを得るまで、そしてこの種の研究が海運産業を効率化する上でどう重要なのかについて掘り下げていきます 受賞したソリューションの背景にある事実や現実に使用した場合に予想される結果について話します。

質問:まずチームについてと、シフトチャレンジ2023に参加するにあたってどういう経緯で海運産業の分布シフトの問題に取り組もうと思ったのかお話しいただけますか。

IBM Researchダブリンには、時系列予報、漸進的機械学習、プライバシー強化技術など複数の異なる分野に継続的に取り組んでいる業界の主要な専門家からなるチームがあります。 チームの今回の受賞に不可欠だったのは、協力しあうことと最新の知見と情報を常に共有するというわたしたちの文化です。 このチームのやり方があったから今回受賞したソリューションが開発できたのだということが証明されました。

質問:今回の新しいアプローチでは、海運に関係のない別のセクターの学習データを適用しています。 船舶の電力推定を向上させるために、どのように風力発電セクターの学習データを適用したのか説明していただけますか。

風力発電セクター関連のデータとはとてもよく似た点があります。 チャレンジの主催者から提供された電力推定データの風に関連する要素が似たような風の特徴のトレンドを示しているのに気付きました。 風の各要素を横断してデータを分割することで分布シフトが組み込まれていたので、風の各区分に対応するトレーニング用の集合体を選ぶのは簡単でした。 わたしたちが作成した風のモデルは一部、MORE(リアルタイムエネルギーデータ管理)プロジェクトを通してEUのホライズン2020から資金を得ました。

質問:AIモデルの品質評価は大きな問題で、人々の信用を得る上で極めて重要です。 DeepSeaは、シフトチャレンジの一部であるこの課題の解決を助けるために新しいベンチマークを配置しました。 DeepSeaの方法論とアプローチをどう思いましたか。

この評価用のベンチマークはとても役に立ちましたが、評価を目的としているので極端なデータ分布だけが考慮されていました。 未知の評価データを使った1つのシナリオより、複数のシナリオで試験するほうがより有益だと思います。

質問:チャレンジ用に支給された参考モデルでベンチマークが設定されました。 あなたのチームは、支給された参考モデルに対して船舶の電力を13%改善しました。 主な知見とあなた方が気付いたパフォーマンスの改善点は何ですか。

改善の一部は、ハイパーパラメーターの最適化など既存のベンチマークを改善するという明白な出発点があったことによるものです。 しかし、主な改善は、風力発電セクターの区分に基づくアプローチを適用したおかげかもしれません。

質問:定量的な改善のほかに、あなた方の研究が現実世界で与えうる影響にはどんなことがあると思いますか。 このアプローチはどのように海運業界の効率やサステナビリティ、または費用対効果に貢献できるのでしょうか。

わたしたちの成果は、AIソリューションの現実の用途、今回の場合海運産業への導入に一歩近づいたと思います。 わたしたちのアプローチで向上できた点を基に、協力を通して、燃料計画やルート最適化のエラーなど不正確な電力予測に関連するコストを引き下げることができます。

シヴァーニはIBM Researchとトリニティ・カレッジ・ダブリンの共同プロジェクトに参加している博士課程の学生です。 彼女の研究分野は、時系列データを中心とした漸進的機械学習などです。 シヴァーニが現在注目しているのは、ストリーミングの場合のプロトタイプを使った時系列回帰問題における説明可能性です。

ナブテスコとDeepSeaが海運の未来を先導する

ナブテスコは、DEEPSEA TECHNOLOGIESの筆頭株主となり、自律型船舶の開発を更に前進させることに

プレスリリース 2023年7月18日、07:00 UTC

日本を拠点とするオートメーション機器の多国籍企業であるナブテスコは、海運向けAIの未来に大規模な投資を行い、ギリシャに本社を置き、AIを活用した最適化ソフトウェア企業のDeepSea Technologiesの筆頭株主となりました。 これにより、DeepSeaは、海運業における事業の拡大を継続すると同時に、AIの研究と製品開発の卓越した研究拠点となります。 この決定は、ナブテスコにとっても、ビジネス分野における自律型船舶やその他のAIアプリケーションの開発に向けた事業活動の支援となるでしょう。

ナブテスコは、2021年以来DeepSeaの株主として投資を行ってきました。 DeepSeaは、ナブテスコの社内カンパニーであるナブテスコ舶用カンパニーの傘下に入り、同社の目標とするスケーラブルな半自律型海運を達成するために必要とされるプラットフォームやツールの開発にあたります。 同時に、DeepSeaは、海運の枠を超えて、風力タービンや鉄道・航空輸送の自動化、産業用ロボットなどナブテスコの事業範囲全般にわたって、AIに焦点を当てた研究開発も推進します。

DeepSeaは、海運会社が自らの船舶とその運航をそれぞれ最適化することで、燃料消費量と二酸化炭素排出量を削減できることを実証し、確立されたソフトウェアプラットフォームのCassandraPythiaの更なる進化に引き続き注力します。

「DeepSeaが有する専門知識とAI専門家チームは、今や海運業界では広く知られていて、顧客のために船舶の効率を徹底的に改善しようとしています。私達は、初めてこの会社に投資して以来、その商売における牽引力と研究における力量に深い感銘を受けてきました。互いに力を合わせれば、海運とそれ以外の分野でも、ワクワクするオートメーションの未来に向かって進化の歩みを速めることができるはずです。私達は、このニュースを発表できることを大変喜ばしく思っており、同時に、より強化されたイノベーションとR&Dを通じて、当社が携わる全ての市場分野で、全てのお客様にさらに大きな価値をもたらすことを楽しみにしています」

水谷幸弘、舶用カンパニー社長、ナブテスコ執行役員

DeepSeaには、主に人工知能とソフトウェア開発を専門とする70名を超えるエンジニアが在籍しています。 同社は、今後も経営面では独立企業として運営され、Konstantinos Kyriakopoulos博士とRoberto Coustas氏の二人の創業者が、それぞれCEOと社長兼市場開発責任者として引き続き経営にあたります。 DeepSeaは、従来のチーム、施設、および独自のブランドアイデンティティを維持し、引き続き人工知能をベースとするアプリケーションや製品の開発を目的とする独立した研究センターとして存続します。

「ナブテスコとの既存のパートナーシップの深化は、我が社の技術とアプローチの更に大きな可能性を解き放ち、我が社のお客様にとっても次のイノベーションの波を享受する鍵となります。これは、正に両社の長所の相乗効果となります。即ち、DeepSeaにとっては、創業時の文化を維持しつつ市場に劇的な変化をもたらす技術に注力しながら、世界的な大企業のあらゆる専門知識と支援を活用できるのです」

Konstantinos Kyriakopoulos博士

「これは、業界をリードするAI専門家チームを海運の最難関問題の解決に注力させて成長を続けるDeepSeaにとって、当然進むべき次のステップです。ナブテスコとDeepSeaは、この分野の進化に合わせて、一歩先を歩みたいと願っており、この協力して市場を先導するという決定は、両社が協力して産み出す製品を比類のないものにするでしょう」

Roberto Coustas社長